2024年11月18日に毎年受け入れを行っている、JICA課題別研修「道路維持管理(C)」アスファルトプラント工場視察と舗装技術の実習で3名のJICA研修員が工場見学にいらっしゃいました。今回は、美ら島アスコン🏭での研修を行いました。
島嶼や沿岸部での道路・橋梁の維持管理について沖縄の経験や技術を学ぶ研修内容の一つとして、アスファルト工場と品質管理試験、施工実績の紹介を行いました。 工場見学では、シェルター化することによる粉塵、騒音対策や燃料のLPGへの変更による温暖化ガス低減など環境配慮型プラントの解説や、アスファルト廃材の再生技術について特に興味を持っており、それらのコストや年間の製造量などについての質問がありました。
品質管理試験について、実際にアスファルト混合物を使用した供試体を作成し、供試体の透水性試験と、工場内での平坦性試験を体験していただきました。
最後に、これまでの施工実績として、カラー舗装や、空港での舗装などを紹介しました。本国では見られない舗装技術を学べてよかったとのことでした。
この研修が、今後さらなる発展が見込まれる開発途上国の道路インフラの整備や維持管理についての知見を深めることへの一助となると幸いです。
試験室 岸本周